第3章 ベイビューの部屋

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ではなかったか。友達が「する」ものならば 恋人や家族も「なる」ものではなく「する」 ものなのだろうか。 考えているうちに美奈子は眠っていた。 大介は彼女を眺めて溜め息をついた。この 状況で寝られるって相当根性座ってるな。 規則正しい寝息を立てる無邪気な寝顔は挑み かかるような不敵な微笑を見せた女と同じ 人間には見えない。 大介は美奈子をこれまで会ったことのない 不思議な魅力をを持つ女だと思った。
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