第19章 残念なご先祖様

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 そこまで聞いて、エセリアは力強く頷きながら、イズファインへの指導を快諾した。 「そういう事でしたか……。分かりました! イズファイン様の対戦相手をさせて頂きます。その代わりビシビシいきますよ?」 「望むところです。宜しくお願いします」  そうして晴れ晴れとした笑顔で礼を述べるイズファインを眺めながら、エセリアは密かに考え込んでいた。 (う~ん、変な事になっちゃったけど、取り敢えず遊びで負けただけで叱られるなんて気の毒過ぎるし。コツを教える位は構わないだろうし、他の攻略キャラと仲良くなっても、別に支障は無いわよね)  そう自分自身に言い聞かせながら、エセリアは早速ミスティに自分の部屋からカーシスを持って来させ、遠慮なく年上のイズファインに対する指導を開始したのだった。
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