第1章

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「あれ? その浴衣お母さんのかい」 「そうだよ、お婆ちゃんが出してくれたの」 「エリスも、お母さんの浴衣が着られる程大きくなったのだね。 お母さんにも、その姿見せたかったな」 「見ているよ」 「え?」 「お父さんでしょ! 夜空の星を指差して、お母さんはお星さまになったのだよ、って言ったの」 「そうだったけ?」 「うん、今も空の上から私達を見ているよ」 「そうだね」
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