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◇◇◇
「ん」
眩しい。
カーテンの隙間から漏れる光で目が覚めた。
目の前には大好きな陵の寝顔。
そっと近付いてキスをする。
「寝込み襲う気?」
「っ! お、起きてたの!?」
「まあね」
「寝たフリなんてズルい!」
「あはは。けど襲われたからその気になった。シてもいい?」
「ええっ!?」
そ、その気って!?
「陽菜のせいだからな。責任とれよ」
そう言うと、陵はあたしの唇を塞いできた。
「んッ」
啄むようなやさしいキスから入って、次第に深くなっていく。
朝からこんなことしちゃ駄目……と思いながらも、いつの間にかあたしも陵の首に腕を回してもっともっとと求めてしまっていて。
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