白い朝、灰色の猫

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「大丈夫」 って、君は言った あの時、どんな気持ちで言ったんだろう 二人なら、大丈夫? それとも もう、一人でも大丈夫? 応えてくれる君はいない ねえ、全然大丈夫なんかじゃないよ 君が居ないことに、慣れたけど それでもふと 君が居ても居なくても、同じように過ごせる自分を寂しく思ってる 分かっているよ 君は君の場所に居て 自分は、自分の居場所でやっていくしかないんだって 分かっている だけど、まだ 一人で大丈夫だなんて、言えやしない .
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