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中央区の教会に勤めるシスター。常に眠そうな表情をしており、実際隙あらば寝てしまう。そのため、相方が見張り役を行っている。その不真面目な性格ながら並外れた高い頭脳を持っており、地方の教会から引き抜かれた(高額で売買された)経緯がある。
ほとんどの他者と少し距離をとり、感情を表情や声音に出すことは少ないが、冗談を発したりと周囲とのコミュニケーションはしっかりとっている。反面、子供を見ると極度のパニックに陥ってしまうため、教会では裏方を行って表に出ることはない。
戦闘では、後方で戦況の確認と指揮を行うことが専ら。冷静さと的確な判断から、同時に複数のシスターを担当することもある。反面、自ら手を出すことは自衛以外ない。
聴力が非常に良く、微かな音もよく聞こえる。同時に共感覚により、音に色を見る。そのせいでその人が隠していても、声に乗っている感情を見てしまうことが多く、それに恐怖していた幼少期は、その態度から両親や周囲の人間に気味悪がられていた。魔術を覚え始めると、声の振動を相殺し、他人の声が聞こえなくなる魔術を独学で組み上げた。これは後に、感情のある声を感情のない音に再変換する魔術に置き換える。他にも、耳の良さを利用して人の動きを音で知り、それを頭の中で同時複数、立体的に認識する魔術も組み上げる。この魔術の存在が中央区の耳に入り、売買の要因となった。すぐ眠ってしまうのは、これらの魔法を常時使用していることによる疲労のため。
売買された当初は今まで通り前衛だった。しかし感情のない音とそれを認識する魔術を利用して接近する個体に不意打ちをした結果、何の関係もない、迷い混んできた子供を殺してしまったことがある。これ以降前衛を担当しなくなった。また、子供を見るとパニックになってしまうようになる。
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