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「俺、このスペシャルXランチの
デザート特盛りセットで!!」
「私は日替わりで…」
まぢか。。。
「わりぃな、一回食べて見たかったんだよなー“スペシャルX”」
「そーいえば、お前元カレにちゃんと連絡したのか?」
「…今日する予定」
「は?まだシてねーの?
まさか、男の影引きずったまま婚活するつもりだったのか?」
「いや。それまでには…
ごにょごにょ…」
「お前の問題だし俺には関係ねーけど
自分の中でちゃんと終わらせろよ」
「うん。ありがと」
テーブルに届けられた
スペシャルXランチ、デザート特盛りは
かなりのメガ級だった
「お前も手伝えよ!」
「いやよ。ムリ」
険しい顔でランチを貪る河辺を見ながら
私は心を決めた
スマホを取り出し
輝へのメールを打ちはじめる
宛先:桐山 輝
件名:
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本文:
輝、結婚おめでとう
幸せになってね
今までありがとう
さよなら
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