其ノ弐 新たなる仕掛け!

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  鬼となった羊助を見た___  永遠の牝となった時、レナは自分でも羊助と の別れを決意したが、入院生活の中、見舞いに 訪れない羊助に、本当の別れを実感し、レナは 涙して泣いた。  杏樹が思う事をレナも思っていた___  退院して、魔莉亞の変わり果てた姿を見て、 杏樹の話しを聞き、犯人が羊助であると知った レナは、自身の心に羊助との別れを訴えた。  そんな矢先に、レナは羊助に拉致された。  専門学校への退校届を提出した帰り、待ち伏 せていた様にレナの前に現れ、車に乗れと強制 的に車内へ押し込み連れ去った。    『よ...羊クン....今まで何してたの?    何で、魔莉亞サンにあんな事したの?』  羊助は応えなかった___  レナを後部座席に乗せ、腕を縛り脚を拘束し、 目隠しをしてシートに横倒す。そして、レナの 口腔に何かを押し入れ、咽の奥へと飲み込ませ る。其の後に、レナの耳許で___  『騒ぐなよ....騒いだら、即、ぶち殺す!』  と、レナを威嚇し、後部ドアを閉めた。  旧車を発進させ、何処へと走り去る。  ハンドルを握りながらも、レナのスマフォを 取り、電源を落とし後部座席の足許に落とした。  
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