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鬼となった羊助を見た___
永遠の牝となった時、レナは自分でも羊助と
の別れを決意したが、入院生活の中、見舞いに
訪れない羊助に、本当の別れを実感し、レナは
涙して泣いた。
杏樹が思う事をレナも思っていた___
退院して、魔莉亞の変わり果てた姿を見て、
杏樹の話しを聞き、犯人が羊助であると知った
レナは、自身の心に羊助との別れを訴えた。
そんな矢先に、レナは羊助に拉致された。
専門学校への退校届を提出した帰り、待ち伏
せていた様にレナの前に現れ、車に乗れと強制
的に車内へ押し込み連れ去った。
『よ...羊クン....今まで何してたの?
何で、魔莉亞サンにあんな事したの?』
羊助は応えなかった___
レナを後部座席に乗せ、腕を縛り脚を拘束し、
目隠しをしてシートに横倒す。そして、レナの
口腔に何かを押し入れ、咽の奥へと飲み込ませ
る。其の後に、レナの耳許で___
『騒ぐなよ....騒いだら、即、ぶち殺す!』
と、レナを威嚇し、後部ドアを閉めた。
旧車を発進させ、何処へと走り去る。
ハンドルを握りながらも、レナのスマフォを
取り、電源を落とし後部座席の足許に落とした。
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