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亜
希はそんな
羊助の過去に涙した。
亜希の頬を一雫の涙が伝う___
榛名山の頂上で話した佳織との別離は、
亜希の心を嘆かせ、羊助への哀れみを宿した。
羊助の過去が、亜希の心を揺らし慈しみを抱い
た。亜希は、羊助の心が一時でも癒やされるな
ら、自分が其の癒しで居ようと、想いを馳せた。
羊助とは一時的な関係ではあるかも知れない。
然し、亜希は其れでも良いと思った。
亜希とのデートが終わり、亜希を
自宅近くの路上で
下ろし
た。
「羊助さん、また誘って下さいね♪」
亜希は
そう伝えて、羊助の
唇に自身の唇を重ね車を下りた。
唖然とする羊助を背に、車を下りた亜希は
手を振り、笑顔で羊助を見送った。我に返った
羊助も又、手を振り旧車を発進させ、亜希との
名残を惜しんだ。ルームミラーに映る亜希の
姿を見据え、此の後、豹変
する鬼の顔と
なった。
「えっ.......!?」( ; ゜Д゜)))!?
山荘に着き、
羊助の話しを聞いた
杏樹とレナは驚き、我が耳を疑った。
羊助は、杏樹とレナの凌駕を今日を持って、
無期延期とする事を伝えた。然し、其れは不確
かな無期であって、次の呼び出しは、明日かも
知れないが、1年先かも知れない。一生無い
かも知れないが、其れは羊助自身
分からないと、伝えた。
「だ....だったら....も....もう一度.....
もう一度....弟子に....して....下さい....」
「えっ....!?」((((;゜Д゜)))
突
然の
レナの
訴えに、杏樹が
驚き羊助も虚偽となった。
「何、考えとる?」羊助の問いに、暫く口を
結んでいたレナが、其の根拠をポツリポツリと
語り始めた。着いて早々、何時もだったら裸に
剥かれ身体検査を受けるのが、今日はリビン
グに座らされ、正座の姿勢と
された後、羊助の
訴え
を
聞
かされ、驚いた
レナが更に驚き発言をした。
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