其ノ弐 新たなる仕掛け!

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  亜 希はそんな 羊助の過去に涙した。 亜希の頬を一雫の涙が伝う___ 榛名山の頂上で話した佳織との別離は、 亜希の心を嘆かせ、羊助への哀れみを宿した。 羊助の過去が、亜希の心を揺らし慈しみを抱い た。亜希は、羊助の心が一時でも癒やされるな ら、自分が其の癒しで居ようと、想いを馳せた。 羊助とは一時的な関係ではあるかも知れない。 然し、亜希は其れでも良いと思った。 亜希とのデートが終わり、亜希を 自宅近くの路上で 下ろし た。     「羊助さん、また誘って下さいね♪」 亜希は そう伝えて、羊助の 唇に自身の唇を重ね車を下りた。 唖然とする羊助を背に、車を下りた亜希は 手を振り、笑顔で羊助を見送った。我に返った 羊助も又、手を振り旧車を発進させ、亜希との  名残を惜しんだ。ルームミラーに映る亜希の          姿を見据え、此の後、豹変                する鬼の顔と                   なった。  「えっ.......!?」( ; ゜Д゜)))!? 山荘に着き、 羊助の話しを聞いた 杏樹とレナは驚き、我が耳を疑った。  羊助は、杏樹とレナの凌駕を今日を持って、 無期延期とする事を伝えた。然し、其れは不確 かな無期であって、次の呼び出しは、明日かも  知れないが、1年先かも知れない。一生無い       かも知れないが、其れは羊助自身            分からないと、伝えた。     「だ....だったら....も....もう一度.....    もう一度....弟子に....して....下さい....」 「えっ....!?」((((;゜Д゜)))                     突                    然の                   レナの               訴えに、杏樹が          驚き羊助も虚偽となった。  「何、考えとる?」羊助の問いに、暫く口を 結んでいたレナが、其の根拠をポツリポツリと 語り始めた。着いて早々、何時もだったら裸に 剥かれ身体検査を受けるのが、今日はリビン グに座らされ、正座の姿勢と された後、羊助の 訴え を                     聞               かされ、驚いた         レナが更に驚き発言をした。  
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