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この惑星って
俺らはカグラからこの惑星に関して、彼女が知り得る情報を聞いた。
まず、この惑星の大きさは地球の4倍程。
大陸が7つ存在し、地球人は、今いる1大陸しか開拓出来ていないらしい。
カグラ達、別の惑星の人間は、はるか昔からエボリュートの調査を行っており、3大陸に進出した。
だが、今となってはエボリュートにいるのは、カグラ一人だそうだ。
カグラの惑星は、地球よりずっと科学が発達していて、地球の存在は知っていたらしい。
「ざっくりは、分かったよ。まぁ、他にもいろいろ聞きたいことはあるけど、カグラが話したくなったら教えてくれ。」
カグラは申し訳なさそうに、
「すまないな。いずれ全て話すが、少し時間をくれ。」
その後、今後どうするかを、3人で話した。
運営の施設や特典を受けるには、やはりゲームに参加する為のリストバンドはあったほうがいい。
ただ、生き延びるサバイバルでなく、楽しんで過ごしたいからだ。
また、カグラは幼い頃から辛い経験をしてきたのだと思う。
だから、年相応に無邪気に笑ったり、生きることを楽しむことを教えてあげたい。
「だったら、カグラを連れて運営に行きましょう。話せる範囲で事情を話してみたら、どうにかなるかもしれないし。」
俺は若干渋い顔はしたものの、
「確かにゲームに参加している以上、俺らには手が出せない領域もあるしな。」
今の運営のトップは人格者と聞いている。
悪い方には転ばないと思うが、いざとなったら俺が助け出そう。
俺らは3人はマスキンタウンにある運営本部にむかった。
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