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マスキンタウンって、遠いね
今いる町はガクランといって、この大陸の中心都市になる。
運営本部のあるマスキンタウンは、ここから車で半日程かかるとの事。
俺らは当然、車は持っていないので夜行バスで向かう事にした。
夜まで時間はあるので、装備を整えたり、携帯用の食料も買っておいた。
そして、バスの発車時間がせまる。
チケットは用意してたので車掌に渡して、3人で乗り込む。
座席は相当数あるが、乗客は俺ら3人と、女性1人しかいない。
「マスキンタウンに行っても、運営本部位しかないから、用がなければ立ち寄らないんだろうな。」
「そうね。このバスも元が取れてるかも疑問ね。」
姫は苦笑交じりに、カグラをみる。
カグラは既に、お休み中だ。
俺はこれからの事を考えた。
運営に行けば、俺のレベルが姫にバレる可能性が高い。
であれば、これからの事を考えても、姫には俺のレベルを話しておいた方が良いだろう。
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