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「とりあえず、レベルでも測るか。」
俺は、リストバンドを手につけた。
すると、リストバンドに数字が表示される。
『Lv.2』
あれ、俺、2なのか。
普通のロープレとは違って、現実の強さがて出てんのかな。
てことは、格闘家とはデフォルト10とかいってそうだな。
とりあえず俺はリュックを背負い、オアシスの方に向かった。
すると、突如、大きな地震が。。。
「おぉー」
俺は、突如足元に現われた、クレパスに吸い込まれた。
気付くと、黄色い液体の中に埋れていた。
かろうじて、指先が動かせるが、ほぼ、身動きが取れない。
痺れてる。
身体全体が、痺れているようだ。
「よく分からんが、死ぬのか。。。オレ」
何故か、自分の人生が終わるのが分かった。
その時、何かがリュックの中に入った。
それは、リュックの中で暴れた後、リュックを突き破り俺の目の前まで来た。
ん。。。
真空パック?
ベータ版特典の真空パックが暴れている。
真空パックは、そのまま俺の口元まで迫って来た。
俺は薄れゆく意識の中、最後の力を振り絞り、真空パックに噛み付いたところで意識を失った。
恐らく、数時間は経っただろうか。
身体の痺れは、大分良くなっていた。
俺は起き上がり、周りを見渡す。
数十メートルはありそうな恐竜のような骨が、ゴロゴロ転がっている。
遠くには空母のようなデカイ物体も見える。
てか、よく分からんが、オレ、生きてる!
改めて周りを見ると、果てが見えないほどの広い空間に、いろんなガラクタ?が散らばっている。
あの黄色い液体が闇雲に飲み込んでいたものかもしれない。
まぁ、あくまで推測だけどね。
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