13時10分 ―道端―

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宮間は営業先に徒歩で向かっていた。 しばらく歩いていると、ふと、何かを踏んでしまった気配がした。 ガムがくっ付いていたら面倒くさいなと思いつつ、恐る恐る靴底を確認したが、何もついていなかった。 一安心し、地面に目を向けると、自分が踏みつけたと思われるものが落ちていた。 よく見ると、それは、使用済みのゴムだった。 「ふほっ(嘘)!?」 宮間は、行きずりの恋があるとはいえ、行きずりが過ぎると思った。
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