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宮間は営業先に徒歩で向かっていた。
しばらく歩いていると、ふと、何かを踏んでしまった気配がした。
ガムがくっ付いていたら面倒くさいなと思いつつ、恐る恐る靴底を確認したが、何もついていなかった。
一安心し、地面に目を向けると、自分が踏みつけたと思われるものが落ちていた。
よく見ると、それは、使用済みのゴムだった。
「ふほっ(嘘)!?」
宮間は、行きずりの恋があるとはいえ、行きずりが過ぎると思った。
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