*第1章* 出逢い

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「梨夏さん!右から名前ゆっていくね! まず、川人英樹、三木直樹、山田和博、谷山達哉、永野達誠です!」 名前を呼ばれたその男の子は1人1人軽く挨拶してくれた 「えっと..白城梨夏です。よろしく」 「そんなぎこちくならんでえーねん!」 山田が叫んだと同時に場の雰囲気が明るくなった こういう人なんだろうな、ちょっと羨ましい 「せやで!軽くいこや!」 川人は山田と仲良がいいらしく肩を組んでいた 「なに肩組んでんねん、気持ち悪いなぁ」 咄嗟に三木が毒舌を吐くと少ししょぼんとした表情を見せた2人 この中のお母さん役なのかな? 「三木、それは毒舌すぎるわ(笑)」 漏れ続ける笑いを一生懸命こらえながら谷山が三木に注意すると少ししょぼんとしていた 間違いなく谷山がお母さん(笑) 自分からはあまり喋らないのか永野はみんなに合わせて笑っていた ふと目が合うとぷいっと逸らされてしまった 私いきなりなにかしたかなぁ.. 少しモヤモヤしたまま入学式は幕を閉じた
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