本気の告白

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その瞬間── 「……っ!」 唇には温かい感触。 咄嗟に俊ちゃんの胸を押す。 「ちょっ、俊ちゃん何やってるの!?」 「え、だって、陽菜が目ぇ閉じたから」 あたしのせい? 「そんなつもりじゃなかったのに」 あたしは顔を歪める。 「わりぃ」 俊ちゃんは申し訳なさそうに謝ってくるけれど、でも至近距離で目を閉じたら勘違いするよね。 そう思ったらあたしも悪いのかな。 「やべえ、火ぃ点いた」 え、火? 訳がわからず俊ちゃんを見つめる。
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