スポンジ

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これは東の壁が飲食店で働いていたときのお話。 飲食店では、いつも人手がたりなくて、さらに拘束時間も長い業種である。 それは、東の壁が働いていた店も同じで、特にこのころは人がいなくて週に休みが半日だけというのが続いていた。 そんなヘロヘロな東の壁の前には飲食店では避けては通れない洗い物が山積み。 仕方なく洗い始めようとスポンジを手に取ると、スポンジはすでにボロボロ。 まるで、今の俺のようだなと愚痴りながら新しいスポンジをおろして洗い物を始めた。 スポンジに洗剤を付けようとしたときに、ふと何かが書いてあるのに気づいた。 どうやら未使用品だとわかるように薄く文字が書いてあって、使っていくと文字が消える仕組みになっているらしい。 よく考えたなと感心しながら、その文字を見てみると・・・
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