1.俺の高校時代

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「好きなんだ」 高3の夏。 部活に行こうとした俺を引き止めて、檜田 百汰がこう言った。 「ぇ、や…冗談だろ?」 引き攣り気味に聞き返す。 ももは下を向いたまま首をふる。 「俺さ、転校してきて友達いなかっただろ?結構人見知りだし…、龍聖が話しかけてくれた時な、めっちゃ嬉しかったんだよ」 「…………」
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