ギャンブラー綺譚

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「うっ、うわぁ~っ、ハァ、ハァ、ハァ」 僕は溺れて、やっとの事で水面に顔を出せた時のように、空気を貪った。 気づくと、公園のベンチで居眠りをしていたようだった、辺りは夕方を迎えていた。 「あ、あれ、なんだっけ、、、」 なんか誰かに会っていた気がしたのだが、時計を見ると、18時をとっくに回っていた。 午後まるまるサボってしまったな、でも会社に帰ってもう帰宅しよう、 明日は大事なレースがあるから。 どうも、腑に落ちない気が、頭に残った。
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