第2話 俺TUEEE!

3/5
前へ
/9ページ
次へ
「5200ゴールド!マジですか!そんなにですか!」 冒険者ギルドの担当は、淡々と説明してくれる。 「紫球はですね、魔法の触媒や魔法装備生成に使う一般的な素材ですからね、常に需要があるんですよ」 「えーと、それじゃーですね、紫球1個と黄触手が10本とコウモリの羽が3枚ですね」 「全部で5800ゴールドです、換金しますか?」 「お願いします!」 やった・・思いの外懐が暖かくなったぞ。 よし防具だ、なんか防具を買おう!痛いの嫌だし、さらに強くなれるぞ! で、初級冒険者が集まる街【ザカーム】、ここで一番の防具屋さん【熊王本店】 へ来てみたが・・・・高い・・・思いの外高い・・・初級者用じゃないのかよ・・ 店内でオロオロ見ていたら、見かねた店員さんが声をかけてきた。 「ここの商品は高いでしょ?初級冒険者じゃ手が出ない値段なんですよね」 「どっちかと言うとここの防具は初級を卒業する人向けの物なんですよ」 なるほど、次の拠点に移る前に装備を買い換える人の為のお店か・・ 「よかったらこっちへ行ってみてください」 そう言うと一枚の紙を渡してきた、そこには別の店の地図が描かれていた。 「ここは?」 「そこは熊王の別店なんですよ、中古品や訳あり品を格安で売ってるので覗いてみてはどうですか」 「ありがとう、ちょっと行ってみます」 どっちみちここの商品には手が出ないので別店へ行ってみることにした。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加