お墓に眠るもの

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ピッ、ピッ、ピッ。 規則正しく鳴る電子音。 それだけが、今、自分が生きている証拠。 しかし、それもこれまで。 ピッ、ピッ、ピー。 エラー音のように同じ音が続くと同時に、自分の心臓もその動きを止める。 「じいちゃん!」 「オヤジ!」 家族が泣いてくれる、ありがたい最期だった。
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