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あのアッパー当てられたら間違いなく顎が滅びる。速度がおかしい、何?肘にロケットでも埋め込んでるの?
拓海「なんてスピードしてんですか…」
シノン「ふっふーん♪これでも結構武技には自信あるんだよ?」
シノンは喋りながらも攻撃を繰り出し続ける。が、拓海はまるでシノンの動きがわかっているかのようにスラリスラリ避けていく
チッこのまま防ぐだけじゃ埒が明かない。一発でかいヤツかましてやるか
拓海「[水、それは全てを生み出したもの
そして全てを破壊するもの
今こそ破壊せし時
盛者必衰の理に従い
全てを終わらせ給え]
『セレスティアルレイン』」
いつの間にか2人の上には大きく、黒い雨雲があった。
シノン「こんな大技を持っていたなんてね、見くびっていたのはこちらだったか」
そして雲から雨が降り注いだ
シルフィ「!タクミさんが倒れています!」
シルフィが拓海の元へ向かっていった
キーナ「タクミさんは…どうやら魔力切れのようですね。シノンさんは気絶しているようです。よって勝者、タクミ・アマミヤ」
キーナ「二人共部屋で休ませてあげましょう。今日は特別にギルドの空き部屋を貸してあげます」
シルフィ「ありがとうございます!二人を運ぶのを手伝ってもらっていいですか?」
キーナ「もちろんです」
拓海「ん…あれ、なんでこんなところで寝ているんだ。シノンさんが倒れた後から記憶が無いな…」
シルフィ「起きましたか?」
ベッドの横でシルフィが椅子に座っていた
拓海「おうシルフィ、あの試合ってどうなった?」
シルフィ「シノンさんが気絶、タクミさんが魔力切れで共倒れしてましたよ。あの後運ぶの大変だったんですよ?」
シルフィが運んでくれたのか、それは有難いな
拓海「そうか、すまんなシルフィ」
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