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そして、
『兄貴が綺麗な年上女と腕組んで歩いてた』
『今日は違う女と一緒にいた』
胸の中がモヤモヤイライラした。
いつも腕を組んだり、抱きついたりしていたのはあたしだけだったのに……
という嫉妬心が生まれた。
この時にはもう、俊ちゃんへの想いが出来上がっていたんだと思う。
でもあたしは、
『こんなにモテる人を好きになったって叶うことはない』
『俊ちゃんのあたしへの想いは妹止まり。好きになったってしょうがないんだ』
と、俊ちゃんへの想いに蓋をした。
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