~再会~

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 *****  轟々と雪が吹き荒ぶ、ある冬の夜。 「嘘……でしょ……?」  扉の向こう側に対峙している相手を見て、亜季(あき)はストン、と腰を落とした。  そこに佇んでいたのは、一匹の大きな犬……いや、犬ではない。  暗闇に鋭く輝く金色の瞳。  気のせいか、その瞳には深い悲しみがたたえられている。  それは、銀色に輝く毛並みを持つ、一匹の大きな狼だった。 「狼? いいえ……もしかして……」  その銀狼の耳がピクリ、と反応する。 「(しゅう)……お兄ちゃん、なの?」
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