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彦星「ねぇ、そんな急がなくてもよくない!?」
乙姫「何言ってるの、堂々と逢えるのは今夜だけなのよ?」
彦星「確かに、暗闇でサングラスなんてしなくてもいいわけだけどさ」
乙姫「なによ?」
彦星「実はさ、乙姫ちゃんのおばさんに『オシャレしてデート?』って言われたからね? さらに、『その眼鏡似合ってないわよ?』って言われたからね?」
乙姫「お母さん!? バレてたの!?」
彦星「もう七夕以外も堂々としてもいい気がする」
乙姫「ダメよ!! 地上の人たちが『二人がワープ転送装置でいつでもこっそり逢えるようになりますように』って願ってくれたんだから。そこは隠しとかなきゃ!!」
彦星「えっ、でもおばさんこの前装置でこっちの岸まで来て牛を愛でて帰ったよ?」
乙姫「またお母さん!?」
彦星「もうおばさん公認みたいだし、そろそろ一緒になってもいいんじゃない?」
???「やだ、彦星イケメン」
乙姫「お母さん!?」
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