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「わぁ。星が綺麗だね。」 「そうだな。...お前、最近学校どうだ?」 「ん~?それなりに楽しいよ。」 「友達は?」 「いるよ。面白い子と、大人しい子と、頭いい子。」 何故か気があうんだよね~と笑うその姿に妻の面影が重なる。 「お父さんも単身赴任、大丈夫?」 「あぁ。」 娘の質問攻めに答えていく。ふと思ったことを口にしようとした。 「お前...」 「あ、短冊あと少ししかないって!急ごう!」 「...あぁ。」 「あれ、さっきなんか言った?」 「...いや」 ...彼氏がいるかなんて訊かない方がいいのかもしれない。訊いたところでどうするんだ俺は。 娘には幸せになって欲しい。 娘が選んだ相手なら大丈夫だと思う反面、まだ娘は子供だと思う部分もあった。娘が選んだ相手を頭ごなしに否定する人にはなりたくないな。でも結婚式で俺は泣くのかもしれない。とんだ親バカだよ俺は。 見上げた空は星が輝いていた。
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