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◇
「シャワー浴びてくる」
「じゃあ、俺も」
「は？」
またおふざけモード？
正直、そんな気分じゃないんだけれど。
ここは軽くあしらうのが一番だよね。
「はいはい、じゃあね」
そう言って、バスルームへと向かった。
頭から熱いシャワーを浴びる。
今日の出来事が頭の中を駆け巡る。
陵と通じ合ったと思っていた想いが、こんなにも脆く崩れてしまうなんて。
しかもそんな時にあたしは、俊ちゃんに抱かれてしまった。
本当に最低だ……。
自分が嫌すぎて、また涙が溢れる。
涙が枯れることってあるのかな。
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