セフレ

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そんな中、突然ガチャッという音が耳に届いてきた。 え、何の音? 気になって振り返る。 「ちょっ、何やってんの!?」 俊ちゃんが裸になって、このバスルームに入ってきていた。 「一緒に入ってんの」 「や、やだっ! 出ていってよっ!」 「俺が一緒に入るっつったら、陽菜が『はいはい』って肯定したんだろ?」 「だ、だって、冗談だと思ったんだもん」 「つーか、また泣いただろ?」 瞳を細めながらそう言って、そっと抱き締めてきた。 こんなに明るいところで、しかも裸で抱き合うなんて恥ずかしすぎる。
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