セフレ

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でもこうやって見たり触れたりすると、俊ちゃんって凄く引き締まった身体をしているってわかる。 中高とサッカー部に入っていたはずだけれど、今でもやっているのかな。 「やべえ」 「え、なに?」 「ムラムラしてきた。ここでヤっちゃう?」 「ば、馬鹿っ!」 あり得ないことを言うから、俊ちゃんの胸を押して離れたけれど、 離れたら離れたで、全身丸見えなことに気が付いて、一気に頬が熱くなる。 「こっち見ないでよっ!」 「絶景」 「もう!」 「なんなら、洗いっこする?」 俊ちゃんは楽しそうにそう言うけれど、あたしは全然そんな気分にはなれない。 でも今は何を言ってもうまくあしらわれそうで。 はぁー、この状況はもう諦めるしかないよね。 俊ちゃんに背中を向けて洗い始めた。
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