2人が本棚に入れています
本棚に追加
「おお、凄いご馳走。
これ全部、沙弥ちゃん一人で作ったの?」
圭はテーブルに並べられた料理を見て感心した。
「うん。
美味しく出来てるか心配だけどね」
沙弥が圭のプレゼントした薔薇を花瓶に活けながら答える。
「沙弥ちゃん、僕の好きな料理を覚えててくれたんだ」
「えへへ。
圭さんに褒めてもらいたくて、頑張りました」
花瓶をテーブルに置きながら、ペロッと舌を出す沙弥の頭を、圭は優しく撫でた。
「ありがとう。
せっかくの料理が冷めないうちに食べないとね」
「うん。
じゃ、ワインで乾杯してから」
二人はこの後、歓談しながら食事を楽しんだ。
最初のコメントを投稿しよう!