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「フフ。
この狭い室内では、貴様の長い日本刀より、オレの爪の方が圧倒的に有利だ。
鬼喰いといえど所詮は人間。
噂ほどでは無かったな」
剛鬼は勝利を確信して、ニヤニヤと笑う。
「こりゃ、斗真。
この程度の輩に手こずるとは情けない。
早よう決着を着けぬか。
それともワシの手助けがいるかの?」
「御前、ちょっと黙ってろ。
望み通り瞬殺してやるよ」
二人のやり取りを聞いて、剛鬼が吠える。
「馬鹿か貴様ら!
この状況を見て、どこからそんな余裕が出てくるんだ?」
ヒュオン!
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