代償は身体の一部

「何！　今度は脚が消えてきてる…」綾子の両足が足の先からゆっくりと消え始め、腰の辺りまで消えてしまったパニックになりながら綾子は昼休みに起きた出来事を思い出した「可哀想、もう歩けないね」学校に迷い込んだ野良犬が逃げまわり2階から落ちた時に足を骨折した様で前足を使いズルズルと校庭を這っているのを目撃した

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