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「早くやりたいぜ！なあ、祥政。」
「そうか？」
「だってファンタジーとミリタリーが合体したゲームだぞ！面白そうじゃん！ワクワクするなー！」
「ワクワクするのは、勝手だが足だけは引っ張るなよ。」
「分かってるよ！それじゃあ、また後でな。」
健太と別れると、祥政は、急いで家へと帰った。
同じ頃、百合も楓にアップデート内容を見る。健太と同様に楓は、期待を膨らませ興奮していた。その様子は、新しいおもちゃが手に入る前の子供の顔をしていた。
楓と合流する約束をし、別れると百合は急いで家へと帰った。
─現実世界 祥政の部屋─
「ゲームのインストール……良し、ダイブギアの装着……良し、戸締まり……良し、それじゃあ……ダイブスタート！」
祥政は、ゲームを始める準備を終え、意識をゲーム世界に繋ぐ為の機械ダイブギアを装着して、ベッドに横たわり、祥政の意識は、「BWO」の世界へと向かっていった。
同じ頃、
─現実世界 百合の部屋─
「良し、バージョンアップ完了、……ダイブスタート！」
百合もゲームを起動させてダイブギアを装着してベッドに横たわると、百合の意識はゲーム世界へと向かっていった。
─ゲーム世界ブレイズワールド・オンライン セットアップ画面─
「ブレイズワールド・オンラインの世界にようこそ。これよりID確認を行います。」
ソフトのAIが、四人に話しかける。
「ブレイブストーリーズ及びバトル・オブ・フィールドのアバターをお持ちの方は、IDとパスワードの入力をお願いします。IDをお持ちでない方は、ゲームを終了させて、現実世界にて、IDを取得してからゲームを開始してください。」
祥政、百合、楓、健太の四名は、ゲーム世界のセットアップホールで、それぞれID確認を受けていた。
四名の目の前には、コンソールが出現し、祥政達は、自分のIDとパスワードを入力すると次のステップに入った。
「IDの確認ができました。これより冒険の準備を開始します。始めに、兵科(職種)を選んでください。」
兵科(職種)選択に移り、四名は、それぞれの兵科(兵科)を選択すると四名の衣装は、現実世界の衣装からゲーム世界の衣装に変化した。
祥政の衣装は、現実世界の軍隊の戦闘服に変化し、百合の衣装は、ファンタジー世界の女性剣士の衣装へと変化した。
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