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「兵科(職種)選択を確認しました。以上でセットアップを終了します。良い冒険を！」
AIのアナウンスが流れ終わると四名は、BWO世界に転送された。
─ゲーム世界 ブレイズワールド・オンライン 始まりの街─
祥政達はBWO世界の最初の街の各場所にいた。
「へ～！ここが新しい世界か！」
祥政は、まわりを見渡しながら言う。街の様子は、西洋風の街で、街の中には、教会や、城などが建っており、周りのNPCは、ファンタジー世界にいるキャラクターが立っていた。
ただ、少し違和感を出していたのはプレイヤーキャラクターで、街の至る所に、祥政のような現実世界の軍隊の衣装をしたキャラクター、西部劇に出てきそうなガンマン、等が居た。
(……こう見ると俺って場違い感、バリバリだな。)
祥政は、唖然と突っ立て居た。
「お～い！インディゴ！」
祥政の背後をから聞き慣れた声が聞こえてくる。祥政は振り返ると、そこには盗賊の衣装をした健太が、近づいてくる。
「えっ！？K.K？」
「やっと見つけたぜ！」
「やっと見つけたじゃない！どうしたんだよその格好？」
「新しい兵科を試してみたんだよ。どうよ？」
「おぉー！いいねー！……じゃなくて！何で変えるんだ？お前、すぐには変えられねんだぞ！」
「へ？」
「へ？じゃねーよ！どうすんだよ！？」
「……ど、どうしよ？」
祥政は、兵科を選択ミスをした健太に出鼻を挫かれ街を出られずに居た。
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