第1章 世界の融合と二人出会い

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同じ頃、 ─ゲーム世界 ブレイズワールド・オンライン森林フィールド─  百合と楓は、最初街の近くのエリアにある森で狩をやっていた。  百合のキャラクターは、ブレイブストーリーズから変わらず女性剣士キャラクターでプレイをし、楓のキャラクターは、新しく追加された女性偵察兵キャラクターを選んで、プレイをしていた。 「Lily、そっちにいったよ!」 「任せて、はぁぁぁ!」  楓が銃で追いたてた獲物を百合が剣で切り払い獲物倒す。  二人の狩は、うまくいっているとは言えず原因は、楓の選んだ兵科(職種)で、ブレイブストーリーズでは、短刀を使う盗賊キャラクターを選んでいたのだが、ブレイズワールド・オンラインでは、なぜだかサブマシンガンと言う銃を主体で戦う偵察兵キャラクターを撰んでいたのだった。 「ねぇ、メイプル、」 「なに?Lily?」 「やっぱり、元の盗賊キャラの方がよかったんじゃない?」 「ん……そうなんだけど……やっぱり銃ってカッコ良くない?」  楓は、サブマシンガン構えてポーズを決めながら言い、百合はその姿を見て呆れていた。 「それにしてもずいぶん遠くまで来たわね。どうする?一度、入り口までもどる?」 「えぇぇ!もう少し狩ろうよ!早く慣れてことキャラクター、使いこなしたいよ~!」  楓は、駄々を、こね始め、その姿見た百合は、再び呆れるも渋々、返事をする。 「……ん?!」 「どうしたのLily?」 「何か居る。」  百合の目付きが変わり、周囲の雰囲気が変わるのに気づいた。  百合の見つめる方向には、深い茂みがあり、その茂みから二つの赤い光が見えていた。 「えっ?何が居るの?」 「……わからない。けど、さっき倒したモンスターじゃないのは、確か!」  百合は、その赤い光が、モンスターの視線だと気づき、その視線が殺気だと分かると剣を構える。
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