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ゲーム内は、夜の時間帯で百合達の居る森林フィールドも薄暗く、視界も悪くなっていた。
「モンスターの数、分かる?」
「……24体、」
百合は、モンスターの特定を聞き耳を立て探る。
「ねぇ、Lily……」
「………(フォレストウルフとは違う……二足歩行………防具の擦れる音……スケルトンとゾンビ!)」
百合は、モンスターの出す音を聞いて、モンスターを特定した。
「メイプル、ゾンビとスケルトンが来る。警戒して!」
「わかった。」
百合と楓は、武器を構えて警戒をし、モンスター達が一斉に襲いかかる。
始めに牽制をかけてきたのは、近接武器を装備したゾンビとスケルトンが百合達に襲いかかると百合は、素早く一体ずつ処理していき、楓は、なれない武器で戦闘を続けていた。
気づけば、二人は包囲せれており、街に戻ることも先に進むこともできずにいた。
「どうしよう……」
「完全に囲まれた……(変だ…攻めてくる数が少なすぎる。)」
百合は、モンスターとの戦闘で違和感を感じ始める。
「Lily、何か策はないの?」
「……メイプル、持っているアイテムの数と装備の特徴を教えて?」
「え?!……どうして?」
「いいから、早く教えて!」
百合の口調が荒くなる。
「わ、わかった……」
楓は、メニュー覧のアイテムと装備を選択し持ち物を教え始める。
「えっと、医療キッド1スタックと応援要請用照明弾と閃光手榴弾が3個、サブマシンガンMP5の予備マガジンが2個、本体に10発だよ」
「右太股にあるのは?」
「えっと……ハンドガンUSPって説明書いてある。」
「一様、武器の類いなのかしら?他に説明は?」
「兵士の基本の予備武器って書いてある。何かいい手でも思い付いた?」
「そう……とりあえず、サブマシンガンっていうので10発分を敵の正面に撃ってみて。」
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