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同じ頃
─バトル・オブ・フィールド、ベースキャンプ─
「おい、インディゴ、今回の防衛戦、どうだった?」
「言わないでくれよK.K.いつもと同じで極々普通のスコアだよ!そっはどうなんだよ?」
「あ~聞かないでぐれ……」
「あははは……最下位クラスか?」
「口に出して言うなぁぁぁ!」
ベースキャンプ内の食堂で二人の男性キャラクターがイベントミッションの反省会をやっていた。
彼の名前は、Indigo、ゲーム内での名前で、現実世界での名前は、藍沢 祥政で、市内の私立高校に通う高校2年生である。
家に帰ると「バトル・オブ・フィールド」を友人で同じ高校のクラスメイトのK.K.(本名:川崎 健太)とチームを組、イベントミッションから対戦をやっていた。
Indigoのキャラは、戦闘向けのアサルト(突撃兵)をメインに、爆発物の取り扱いに特化したボマー(工兵)をサブで構築されたキャラクターである。
「これより、システムメンテナンスに入ります。プレイヤーの皆様は、速やかにプレイを中断し、ログアウトして下さい。繰り返します。……」
アナウンスが流れ他のプレイヤー達が次々とログアウトして行く。
「そう言えば今日だったけ?アップデート。」
「16時間メンテナンスか……長すぎるな………」
「アップデートの詳細もまだ、明かされてないんだとよ!なぁIndigo、何が追加されると思う?」
「俺に聞いても分からねえよ。K.K.!」
「そうだよな……わくわくするよな!Indigo。」
「さっさと上がるぞ。K.K.!」
「おう!明日、学校でな。Indigo!」
「乙!K.K.!」
祥政(Indigo)は、チームを解散し、ゲームの電源を落す。
─現実世界 祥政の部屋─
「疲れたぜ……」
祥政は、背伸びをして、しばらくパソコンのウェブサイトで情報収集を始める。
「やっぱり……載ってないな……」
パソコンとにらめっこをしているうちに俺は、デスクの上で眠ってしまう。
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