3章

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病院での魔法舞踊披露会。 僕が前線を退き、改めて『舞の帝王』として前線へ復帰したときに増やした仕事のひとつ。 理由は簡単、舞の帝王の魔法舞踊に救われた人がいたから。 彼女と同じような境遇にある人達を救いたいと、自ら志願して始めたことだった。 今日はやけに子供が多い、そう思っていた僕だけれど、子供はダメだなんて言っていない。 むしろ、幼いうちから未来を諦めた子供にこそ、見てほしかった。夢を、希望を持ってほしかった。
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