3章

6/6
前へ
/16ページ
次へ
「僕は元気でやってるよ」 『うん、ずっと見てた』 「君がいなくなってからの10年間」 『私がいなくても、君は歩いて行ける』 「歩くペースは遅いかもしれないけどね」 『歩けるならいいと思うよ』 「君はそこにいるんだろ?」 『私はいつだってそばにいる。君が覚えていてくれる限り』 「そんな君には一言だけ言わせてもらおうかな。 ――――おかえり」
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加