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アイスティを一口吸うともうだめだった。 重力があたしにだけかかっていて、アイスティさえも冷たくて、涙だけがあたたかかった。 机にぽたぽた落ちる。 なにもないのに、なにもないのに、そうつぶやいた。 19歳のあたしは泣いていた。 アイスティが冷たくて、泣いていた。
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