第5章 アンジュの世界 ①

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第5章 アンジュの世界 ①

その日の夜。 長いメールが来た。 『リカ、君は僕の思ったとおり 信じられないくらい可愛い人だ。 昼間言ったことだけど。 いいよ。 僕の一部になるぐらい どっぷり君を愛してあげる。 それから 気持ちいいことをみんな教えてあげる。 食べて寝て呼吸するのと同じくらい 僕ら愛し合おう。 だけど何があっても逃げ出さないでほしい。 今日起こったことは特別なことじゃないんだ。 僕は時々我を失う。 それでも君を傷つけたりはしない。 約束する。 だから――離れないよね?』
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