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普段なら恥ずかしくて
言えやしないセリフを書き連ね
嬉々として送信する。
しかし待てども待てども
返事は来なかった。
30分後には
何度読み返しても赤面する文面を前に
ひどく後悔して頭を抱え。
そのまた30分後には
『うん、そうだね』
やっと受け取ったその一言に
気持ち悪いほどニヤニヤする。
彼はやっぱり最高だ――なんて。
恋の破壊力は勢いを増すばかり。
僕は今夜も窓際に立って
真っ暗なプールサイドを
まるでそこにアンジュがいるように見下ろしていた。
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