第1章 未来都市ノ公安警察

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5人は本部から出てすぐに移動タクシーを手配して乗った。 このタクシーは無人で人工知能が運転手の代わりになる、それに内装が客の人数によって自動的に変わってくれるという超便利な乗り物だ、それに料金もどこに行っても一定でお財布に優しい。 「4月でも熱いなんて災厄じゃん…ホントにこの国って温暖過ぎて嫌になるわ…なんで赤道の近くにできちゃうわけ?はぁ…夏には向こうの和の地域に住みたい……」 「チヅルさんは暑がりなんですねぇ…だらしないですよ?アユなんてこんなにピンピンしてますからねぇ…このとおり熱くも寒くもないデース!」 「馬鹿?タクシーに冷房がついてるから熱くないんだよ、俺より外の世界見てきてるくせに馬鹿なのか?クク」 「黙れ中二病!アユを馬鹿にしたな!?拷問してやるからこっち来い、安心せいちゃんと痛みは強くするからほら?こっち来いよ?」 カズハは何故か注射器を持って手招きをしている、呆れた顔で目を閉じるコウヤ、アユは何事も無かったかのようにアイスを食べている。 「ふにゅぅ……あり?ボクはソファで寝てたんじゃ?「運んだ」そうなの?ありがとうねぇ…それとアユそのアイス分けてくれない?「ヤダーデース」そう…ならカズハそ「それは無理な事だな」ショボーン……」 「こらこらユウイチ君がかわいそうでしょ?もっともっとちゃんと断らないと?そうでしょ?ユウイチ君?「それも酷い!」あら?ごめんなさいね~もっとほら?強言い方で断らないと効かないでしょ?」 「おお!確かにデース!次からは改善していきマース、カズハも頑張って行くのデース」 「うんうん、ユウイチは雑務しか受けないからねぇ断っても別にいいよね、もっとちゃーんとした任務が欲しいのにさぁゴミ拾いとか、店の手伝いとかふざけてるんじゃ?」 少しイライラしながらいうカズハ、言っている事に対しアユ、チヅル、コウヤは頷く、ユウイチは「oh......」と言って固まってしまった。 「まぁ、でも新学期からなにかやばそうな予感がするんだ…あ、これマミー(母)が言ってた事だから気にしないでね?」 「「1回くたばってくれ」」 「ショボーン」 さんざん言われたユウイチは心のライフがほぼカズハとアユに削られ0になっていた。
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