第1章 未来都市ノ公安警察

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《目的地に到着です。料金は1人300円となっています。ご乗車ありがとうございました……》 タクシーが停止するとドアが開きお金を入れる空間が開いた。だが5人は一様任務なので特別利用カードを認証させる。読み込むと《お気を付けて》と人工知能が喋りお金を払わず降りた。 「ぎゃー何週間ぶり何でしょうかねぇ?学校というものは…記憶の片隅に存在がありマース、こんなに熱いのに清掃活動なんて死にマース!カズハも思いでしょ!」 「同意見だ、熱中症とかにかかったらどうなるんだよ!それで死んだらどうするんだ?だからもう、そこら辺の雑草抜いて帰ろ?ユウイチ」 「そ、それは…と、とにかく早く集合場所に行こうか?もう時間だからね?あと今の温度23°前後だからね?確か、多分死なないから、オーケ?」 「も、ほら早く行くわよその時間がもったいないわ、もう時間がないのわかってるわよね?雑務だからって手を抜かないの、ちゃんとした任務だから、ほら行くよ」 「「「「はーい/ちぇー」」」」 カズハとアユは愚痴をこぼしながら歩きユウイチとカズハは新学期の事で話し合いコウヤはイヤホンで曲を聴いていた。 集合場所となるのは体育館下のピロティで参加人数は5人を含め大人5名、子供0名。大人しか参加していない状態なのだ。 「うひょ!中学生いないじゃん?たった10人でこのひっろーい学校の清掃するわけ?無理だろ、2日かかるんじゃ……」 「そうデース!カズハが言う通り無理デース、なにせ中高が合併しているこの学校は広すぎデース!アユは疲れて新学期登校できないデスヨ?」 「大人とか無理…絶対お陀仏させるよ、今日はOFFつーことで帰ろうぜ?認めたくはないけどカズハとアユの言う通り広すぎだ」 「全く……お子ちゃまなんだから!中学生ならシャキッとしなさい、若いんだから?ウチなんて高校生だからね?体力3人よりかおとろえてるからね?」 3人はチヅルに何故かかなり強めのお説教がくだされた。ユウイチは「アハハ」と笑って「さっきの天罰だ!」と叫んでいた。
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