第1章 未来都市ノ公安警察

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ガチャ、バタンッ…… 「アハハ、またやってるプッ……今度は何をやったのアユちゃんチヅルちゃん?」 ドアを開けて入ってきたユウイチ、手には色々な資料を持っている。 「チヅルさんがアユのデザートを食べたんデースッ全く酷いデース」 「それはさっき解決したでしょッ!」 また言い争いが始まりそうになる2人。ユウイチは笑いながら資料を机の上に置く。 「資料室まで聞こえてるよ二人共アハハッ!」 「「え?」」 「みんな笑ってたよ?」 「oh......」 怒りは消え恥ずかしいと思ったチヅル。アユは諦めチヅルの横に座った。 ガチャ…バタんっ!乱暴にドアを開けて入ってきたオレンジピンクの髪の女の子。 「うるさいと思えばチヅルとアユでしたかぁ!即身成仏させて殺りますよ!?」 入ってきてそうそう物騒な発言をしたのはカズハ、アユと仲がいいのだがチヅルとは少し気が合わないらしい。 「ちょ、怖い怖い!殺人現場作らないで!オッケー?」 「ユウイチ居たんだ、知らなかった、ごめん☆」 「ちょっとぉ!?」 ガチャ!バタンっ! すると今度は別室のドアが乱暴に開いた。 「あー!もううるせーよ!寝れないじゃねぇーか!寝かせろ!」 「オー怖い怖い狂人を目覚めさせてしまったようだ……安心したまえ、アタシが闇の力で処すぞ!」 「ファイトーデース、カズハ~応援してマース」 「騒がないでね、テレビ見てるんだから」 「いけいけ!カズハ!応援してるぞ、アハハ!」 「何言ってんだ?カズハ……痛いぞプッ………それとユウイチとアユは応援するなよ……」 「何だってぇ!?」 部屋にあるドアから入ってきたのは犯罪者コウヤ、さっきまで寝ていたようで髪はボサボサ服はいちごパジャマ。 「あ、いちごパジャマ……そういう趣味が「断じてない!」なーんだ」 「多分用意された服がたまたまいちごパジャマだったんでしょ?アハハハッ!最高だな!」 「可愛げありますデース!」 「もうヤダ、寝る……」 「さいなら~デース!」 バタン…… 部屋から立ち去ったコウヤ、ドアが閉まると同時に騒ぎ出すカズハとアユ。 「チッス!アユちゃん明日から学校ですよ?大丈夫ですかぁ?」 「大丈夫デース!カズハちゃんも大丈夫デースか?」 「甘く見ないでね?大丈夫に決まってるでしょ?楽しみ半分だるい半分だね……」 カズハはアユの足元の隣に座った、アユは立ち上がり冷蔵庫に行きジュースを2本取り出しカズハにあげた。
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