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カズハはアユからジュースを受け取るとすぐにフタを開けて飲み始めた。
「プハァッ美味しいねデス!」
「そーよね、アタシこの味好き!」
「ほれほれ、飲み終わったら仕事だぞー」
2人のもとに箒を持ったユウイチがひょこっと出てきた。
「「えぇ!?」」
「どうした?当たり前なことだろ?今回は仕事はボク達の学校の清掃。今はえーと11時だから……1時に現地につかないとダメだね」
テンションは変わらずに言うユウイチ、2人は絶望に落とされた気がした。
「また雑務!?もーアタシ嫌だー」
「カズハに同意!」
「ユウイチ君また雑務引き受けたのね……」
「チヅル~いいだろ?て、ことで終わり!昼飯はチヅルよろしくねーボクはお昼寝をするからー」
「はいはい出来たら起こすわ」
チヅルは立ち上がりキッチンへ歩いていった、アユとカズハはため息をついてからテレビを見始めた、ユウイチは隣の部屋にあるベッドルームに入って行った。
ここの部署はかなり充実しておりキッチン、バスルーム、ベッドルーム、トイレが備わっており、さらにテレビに洗濯機、冷蔵庫、食材なども置かれている。
さらにこの部署には犯罪者1名が必ず配属されるため部署の部屋に犯罪者専用の部屋がある。部屋と言ってもベッド、お風呂、キッチン、トイレが備わっている。
「そーだ暇からさカズハ、イタズラしに行きましょぉ!」
「いいねぇ!行くかぁ!」
2人は立ち上がり別室に行く。つまりコウヤの部屋だ。
ガチャ…バタン
「静かにですよ?」
「了解!コウヤ怒るかな?クス」
「ベッドルームですかねぇ?多分寝てますね…!」
ベッドルームのドアを少し開けるとベッドの中に寝ているコウヤを発見した。ちょっとやそっとじゃ起きないと思われる。
「3、2、1、ですよ?」
「もう行こ!」
「待ってデース!」
ドアを開け中に入る2人、ベッドの前まで行くと2人は顔を見合わせ同時に
「「せーの!」」
ドスッ!バタンっ!
「イテッ!」
ベッドから蹴られ落とされたコウヤ、2人はハイタッチをしてすぐに部屋から逃げた。
「まて!悪ガキ2人組!」
「コウヤはアユ達と同じ年じゃないんですかァ?」
「馬鹿だね!アユよりかプッ……」
「はぁ?逃げんなっ!」
ガチャ!バタンっ!カチ……ガチャガチャ!ガチャガチャ!
2人は逃げ切り部屋の鍵を閉めてから大笑いをした、ドアノブがガチャガチャと音を立てて余りにもうるさかった。
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