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「やったな!」
「ナイスデース!」
ニヤッと2人は笑ってハイタッチを交わす。キッチンにいるチヅルがその様子を見てため息をついた。
「余りイタズラしちゃダメでしょ?(とってもしたいな…)」
「チヅルさーん思ってること丸見えデース!」
「そうそう、別に遊んでもいいでしょ?普通中学2年になるなら遊びたくなるんだからさ?」
「そ、そうなのね、と、とりあえずカギ開けてあげてね?」
「「はーい(棒)」」
2人はチヅルに言われた通りに鍵を開けたが、開けた瞬間に攻撃体制を取る2人。倍返しされると思い2人はいつでも守れるようにしていた。
「はぁ、もう朝から疲れる……」
「お!怒らないんですねぇ?」
「気力なんてほぼ0だろ?プッ……あ、服着替えてる……面白くないなぁ」
2人は笑いながらソファに座りおとなしくテレビを見始めた、チヅルは鼻歌を歌いながら和の国の料理をせっせと作っている。コウヤはスタスタとユウイチが寝ている部屋に入って行った。
しばらく経つとキッチンからいい匂いが漂ってきた。チヅルは料理を盛り付ける作業に入っていた。
「チヅルさーん!昼ご飯はなんですか?」
「和の国の伝統料理ちらし寿司よ!」
「相変わらずチヅルは和の国ラブだなプッ」
「あら、別にいいでしょ?元々お母さんは倭国人だったし!」
「はいはい早く食べましょぉー!」
早く食べたいのかアユはフォークを持って椅子に座って居た。チヅルはため息をついた。
「はぁ……ユウイチとコウヤを呼んできたらね」
「うぬ……仕方あるまい、恐れ多きマイちゃんが呼んできてあげよう!マイちゃんが起こすと誰もが闇の「ふざけてないで早く呼ぶ!」あハイ」
マイがふざけているのを見たチヅルは少し強めに指示をするとマイはすぐに部屋に行った。チヅル後ろ姿を見てクスリと笑った。
「マイー気をつけろ!プッ」
「ホントに楽しいわね…」
数分間後にマイは2人を連れて机に座っていた。マイは早く食べたいととてもうるさかった。
「では、いただきます」
「「「「いただきまーす」」」」
チヅルの言葉に続いて言う4人。言い終わると凄く早いスピードでご飯を食べていく、マイは早くもお茶碗3杯分のちらし寿司を食べていた。カズハは2杯目を完食していた、ユウイチは丁寧にちらし寿司を口に運んでいた、チヅルはお箸を使い器用に食べ、コウヤは飲み物のように食べていた。
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