第1章 未来都市ノ公安警察

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数分後アユはあっけなく別アバターに倒されてしまった。コロシアム出入口にはアユが体育座りでスタンバイをしていた、カズハはそれをスルーしてリアル(現実)に戻った。 「カズハに殺されるなんて未熟だ……もっともっと強くならないと行けなかったデース!今度は負けませんからねぇ?」 「はぁ…今の宣言で2110回、いい加減アタシに勝てないことを覚えたらどう?プッ……それと、短い手足のアバターは不利に決まってるってこと覚えたらププッ……」 「うぐ…ですがアユはこのアバターを気に入ってマース簡単に変えるなんて無理デース!分かりましたかぁ?」 「はぁ……もういいや……って、もう時間じゃん!アユはテンション(ユウイチ)と狂人(コウヤ)を起こしてこい!アタシはチヅルさんを呼びに行くから!」 「しょーがないですねぇ?この国1天才「馬鹿だろ」うるさいですえねぇ…分かりましたよ」 愚痴をこぼしながらベッドルームに入って行くアユ、カズハは隣の和室に入りチヅルを呼ぶ、カズハが入ると同時にベッドルームからとても大きな音が聞こえた。 「痛いっ!ギャアッ!ヘルプー!」 「チヅルさーん時間ですさっきの音多分アユが強行突破した音と思いますので気にせず準備してください……時期に声が無くなって天に召すと思うんで」 「う、うん分かった、それとウチなら準備は出来てるからコウヤを起こしてくるわ、あの調子じゃアユちゃん時間かかりそうだし……カズハちゃん手伝って上げて」 「りょーかい!ならさっそく援護しに行くか!」 部屋を勢いよく出て隣の部屋に突っ込む、隣の部屋ではユウイチがアユにダウンさせられていた、見るからにしては手伝う必要がないと見られる。 「もう狩りましたので大丈夫ですヨ?あとは狂人だけデース!コイツがなかなか起きなかったので絞めて起こしました~いい運動になりましたデース!」 「酷いよぉ…アユちゃーん……重いからそこイダダダッ!嘘嘘!準備したいから退いて?」 「レディーに重いなんて禁句なのにプッ…アユより馬鹿だよねユウイチってさププッアユそろそろ離さないと骨がそろそろ二本折れるから離したら?」 「りょーかいでーす」 大人しく手を離し開放したアユは少し残念そうにユウイチを見ていた、ユウイチは手を回しながら部屋を去っていった。
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