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七夕の夜、A子は短冊に「B男の想いが届きますように」と天の川に願いを託していた
日本を離れ台北で暮らしていたB男には何か、届かぬ想いがあるようだった。
A子 「日本での七夕は何年ぶり?」
B男 「日本での七夕は8年ぶりかな」
そんな、たわいもない会話をして別れた七夕の夜、
まもなくして、B男は台北へ戻っていた
B男が台北に戻りしばらく音信不通になっていたある夜
「あっ」A子は思わず声をあげた。
B男のサイトに「男トモダチ募集中!」とB男の写真が載っていた
想いを込めた短冊が揺れる笹の葉の前に立つB男
私が写メってあげた写真だった。
B男の満面の笑み
台北の星空の下の彼方へ向けた笑みだったのか
今年もまた七夕 がきた
A子はB男の満面の笑みを思い出しながら
天の川を見上げて星に願った
台北の星空の下「B男が幸せに過ごしていますように」と・・
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