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「じゃあ『河合真美子を殺したのはお前だな?』で、お願いします」
斉藤さんは、了解と小さく言ってスマホのメールを打ち切んだ。
画面は二つ、水上のアップと、横に並べられたモニタには室内が斜め上から室内全部を映している。
佐竹さんは、椅子から腰を浮かせて尻ポケットからスマホを取り出した。
『河合真美子をめった刺しにして殺したのは、お前だな?』メールに佐竹さんの言葉が足されて、水上に告げられた。
「げっ……」
「どうした? まさか違うのか?」
「あっ……すいません。犯人は水上です。恨みとかじゃないです。よっぽど……」
「どうした? 如月くん」
「斉藤さん、すいません。吐きそうになりました。こいつ、思い出して欲情してます」
「そんな事までわかるのか?」
「まあ、そういう顔したんで……後の質問はおねがいしますよ、斉藤さん」
横で頷く気配がした。
僕は水上の反応を伝えるだけだ。
斉藤さんが直ぐに佐竹さんへメールを飛ばした。
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