第3章   女性彫刻家

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熱い情念が、その彫刻には表現されていた。 恵美は、美術館をめぐりながら、カミーユに魅せられていった。 恵美の目から、涙が流れ落ちた。 私には、カミーユの気持ちがわかる。 報われない愛の苦しみ 彫刻を知らなかった恵美が、カミーユの作品を理解することができた。 それは、恵美が彼を、雄太を愛したからだ。 彼女はメールを書いた。 この感動を伝えたかった。彼に・・ 大好きな彼に・・ 愛と苦しみが昇華され、美しい芸術作品を生み出す。 それが感動を与えるという事を・・伝えたい。彼に・・
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